玄関ドアに2つの鍵をつける「ワンドアツーロック」。空き巣の抑止力・費用対効果・施工方法を、下町の鍵屋が実例ベースで解説します。
1つの玄関ドアに、2つの鍵(シリンダー)を取り付けること。上下に2つの錠前があるドアを思い浮かべてください。シリンダーが2つ並んでいる玄関=ワンドアツーロックです。シングルロックに比べて空き巣の侵入時間が約2倍以上必要になります。
警察庁の発表によると、空き巣の約70%が「侵入に5分以上かかる家を諦める」と言われています。ワンドアツーロックは、1つあたり数分の解錠時間×2倍=合計10分以上に侵入時間を伸ばす効果。「諦めさせる家」を作るための鉄板施策です。
既存ドアに穴を1つ追加で開ける施工。所要時間40〜60分、費用は¥18,800〜が目安(カギテルの場合)。シリンダーは2つとも同じメーカー・タイプで揃えるのがおすすめ。鍵の本数も2セット必要になりますが、家族分のスペアまで含めて施工時に揃えられます。
賃貸の場合、ドアに穴を追加することになるので、必ず大家さん・管理会社の事前承諾が必要です。退去時に追加穴を埋める「原状回復」が条件になることもあります。持ち家・分譲マンションなら自由に施工可能。
究極の防犯対策は「ワンドアツーロック」+「両方をディンプルキー化」の組み合わせ。費用は¥40,000〜と高めですが、ピッキング耐性が圧倒的に上がります。近所で空き巣ニュースが流れたタイミング、引越し時の防犯リフォーム、子どもの独り立ち前など、節目のリフォームとしておすすめです。
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